代表理事挨拶
2019年8月 NPO法人アイリスは「介護離職をなくす」という趣旨のもと活動をスタートいたしました。
私自身、アルツハイマー型認知症の母を、仕事を持ちながら約6年半、介護してきました。
介護に直面した時、私は介護や認知症についてほとんど知識がありませんでした。
介護の知識「ゼロ」から始まった、仕事と介護の両立生活は、会社の理解を得ることの難しさを切実に感じ、認知症や制度を知るためにたくさん勉強をしました。
しかし、母の認知症が進行するにつれ、自分自身が心身ともに疲弊し追い詰められていき、様々な葛藤や罪悪感が生じ、仕事を続けていくことが良いのかどうかの判断もできなくなっていました。
今後、私のように仕事を持ちながら家族を介護する人はますます増えていくと思われます。
介護のためにやむを得ず介護離職をしてしまう人が年々増加しているのも現状です。
なぜ、介護のために会社を辞めなければいけないのか…
もっと会社や地域が介護者をサポートできるのではないのかと思っているところ、伊丹市内の認知症カフェでアイリスの仲間が偶然に集まりました。偶然を必然に変えたのは、仲間のそれぞれの熱い想いでした。
介護について少しでも関心を持ち知識を得ることが、まず介護者に対して理解をするための第一歩であり、私たちは「知る」「伝える」ことから始めようと考えました。
そのために、介護当事者の経験談を聴く、認知症について正しい知識を得る、介護保険制度のことを知る、介護に備えるために何をすれば良いか、等を「伝える」活動を行います。
アイリスとはギリシャ神話で虹の女神“天と地のメッセンジャー”です。
またアヤメ科の花の名前でもあります。
メッセンジャーとして「伝える」、花言葉の「良い知らせ」を届けることで社会貢献をすることが私たちの役目と考えます。
今後とも皆様のご支援・ご協力をどうぞよろしくお願い申し上げます。
2019年8月21日
NPO法人アイリス 代表理事 合田真弓
プロフィール
兵庫県尼崎市出身。兵庫県立伊丹高校を卒業後、富士銀行(現みずほ銀行)に6年間勤務。
1997年より5年間税理士事務所職員。2002年より契約社員としてりそな銀行に17年間勤務。
2019年8月NPO法人アイリス設立。
介護福祉士・ファイナンシャルプランナー・終活ライフケアプランナー・証券外務員(一種)・メンタル心理カウンセラー・伊丹市福祉対策審議委員会委員
役員紹介
代表理事
合田 真弓 介護福祉士・ファイナンシャルプランナー(FP技能士)・
メンタル心理カウンセラー・終活ライフケアプランナー
伊丹市福祉対策審議委員会委員
伊丹市ボランティア・市民活動センター運営委員会委員
理 事
渡邉 竜一 鍼灸師・わたなべ鍼灸院院長・兵庫県鍼灸師会理事
理 事
田之頭 光一 作業療法士・福祉住環境コーディネーター・認知症ケア指導管理士
理 事
小紫 祐 訪問マッサージ・宝塚里山ラボ理事・モルックで幅広く活躍中
監 事
佐藤 浩幸 合同会社Sieg代表社員・介護福祉士
監 事
椋本 康夫 ファイナンシャルプランナー(CFP)・終活カウンセラー・相続診断士